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はじめに

認知症は、とても身近で誰にでも起こり得る病気です。

 

  • 認知症とはどういった病気なのか?
  • 認知症を予防するにはどうしたら良いのか?
  • 認知症患者とはどのように接すれば良いのか?

 

認知症を専門とする、現役医師が分かりやすく解説します。

 

医師免許

認知症について知ろう!

認知症とは!?脳の異常が原因で通常の生活ができなくなってしまうこと

認知症とは、脳の異常が原因で通常の生活ができなくなってしまう病気のことをいいます。

 

これまで普通にしていた人が何らかの原因により脳の細胞が死んでしまったり、働きが悪くなってしまうことで、様々な障害がおこり、通常の生活を営むのに支障が出てしまう状態を認知症と呼びます。

 

10年ほど前までは「痴呆症」と呼ばれていた病気で、厚生労働省の答申により「認知症」という名称へと置き換えられました。
後天的な症状であることから、知的障害(精神遅滞)とは異なっています。

認知症の定義

認知症は、「生後いったん正常に発達した種々の精神機能が慢性的に減退・消失することで、日常生活・社会生活を営めない状態」と医学的に定義されています。

種類によって変わる、認知症の2つの原因

認知症の原因は認知症の種類により変わってきます。

変性疾患

認知症の多くが変性疾患と呼ばれる分類にあてはまり、徐々に脳の神経細胞が死んでしまう(変性する)のが原因となります。

・アルツハイマー病
・前頭・側頭型認知症
・レビー小体病

などが知られています。

脳疾患性認知症

主に脳梗塞・脳出血・脳動脈硬化などが原因となる認知症です。

 

脳の神経細胞に血液が回らず、酸素や栄養素が遮断されてしまい、神経細胞が死んでしまったり神経ネットワークが壊れてしまうことによって発症します。

 

30代後半〜50代で発症することも!認知症に年齢は関係ない

認知症と聞くと多くの方は「年配の方々がかかる病気」だという認識の方が多いかと思います。
確かに、認知症は加齢とともに発症する確率が上がっていきます。

30代後半〜50代で発症することも?認知症とはどんな病気?

 

65歳〜69歳の内、約1.5%の方が発症
5歳ごとにおよそ倍に増加し・・・

 

85歳 約27%の方が発症しています。

 

65歳以上の人口の10%以上が認知症を発症していると考えられており、高齢化社会が進むにつれて全人口に占める割合も増加していくと考えられています。

 

しかし、これらの数字は傾向という意味で、実際にアルツハイマー病や脳疾患性認知症は30代後半〜50代で発症することもあります。

 

また、10代〜30代前半でも発症することはあり得ますが、報告されている症例数は少なく、別の原因によってアルツハイマー病に似た症状を呈することもあるようです。

 

認知症は決して遠い存在ではなく、むしろ身近な病気とも言えます。

 

他人事として決めつけず、将来、自分の身内や下手をすれば自分自身に関係することかもしれないので、食事や運動による認知症の予防方法など、正しい知識を知っておくべきものです。

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